機構長あいさつ
グローバル推進機構長 染矢 俊幸
2024年10月、新潟大学は「グローバル推進機構」を設立しました。
本学は、「新潟から世界に開かれた知のゲートウェイとして、世界と協働した知の創造を推進し、国際感覚に満ちたグローバルキャンパスを実現し、高度で多様な頭脳循環の場となる」ことを将来ビジョンの重要項目に掲げています。このビジョンに基づき、国際的な教育研究活動を推進するとともに、優れた人材を育成し、社会や地域の発展に貢献してきました。
グローバル化がますます加速する現代において、大学がその役割を今後も果たし続けるためには、国際的な視野を持ち、積極的にグローバルな交流を推進することが不可欠です。「グローバル推進機構」の設立は、本学が国際的な競争力をさらに高め、世界に向けて新たな発展を遂げるための重要な一歩となります。
グローバル推進機構は、単なる国際交流の促進にとどまらず、以下の目標実現を目指します。
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- 国際交流の強化と情報共有の推進
海外大学との協働を強化し、戦略的な国際ネットワークを構築するとともに、学内の国際活動に関する情報共有を推進します。これにより、交換プログラムを積極的に展開し、多国籍の学生や教員の相互交流を活性化させ、国際的視野を持つ人材の育成を図ります。グローバル推進に向けた課題を共有し、その解決に取り組むことで、新潟大学の国際化を進めます。
- 国際交流の強化と情報共有の推進
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- 教育の国際化と多文化共修
英語教育や国際共同プログラムの質を向上させ、留学生にとって魅力的なグローバルカリキュラムの充実を図ります。また、多文化共修の環境を整備し、国際舞台で活躍できる人材を育成します。
- 教育の国際化と多文化共修
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- 留学生や外国人研究者の受け入れ拡大
異なる文化背景を持つ人々が共に学び、快適に生活できる環境を整備します。多様な文化背景を持つ学生や研究者の受け入れを拡大し、国際的視野を備えたキャンパスを形成します。
- 留学生や外国人研究者の受け入れ拡大
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- 留学生の地域定着促進
留学生支援を強化するとともに、日本語や日本の文化・社会に関する教育を充実させ、日本での生活能力を高める支援を行います。さらに、地域企業や団体と連携し、地域課題解決や国際的な取り組みへの参加機会を創出することで多文化共生の実現を目指します。
- 留学生の地域定着促進
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- グローバル文化の醸成
セミナーや国際交流イベントを通じて、グローバルダイバーシティの理解と促進を図ります。学生および教職員への教育啓発を進めることで、大学内および地域社会におけるグローバル文化を醸成し、国際交流に対する理解や対応力を高めます。
- グローバル文化の醸成
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- 国際的研究拠点の形成
世界トップレベルの研究者と連携し、国際共同研究を推進することで、新潟大学を国際的な研究拠点へと成長させます。この取り組みは、国際交流や教育の国際化を支える基盤として、大学全体のグローバル戦略を牽引します。
- 国際的研究拠点の形成
グローバル推進機構の創設は、新潟大学にとって新たなステージの始まりです。グローバル化は、私たち一人ひとりにとっての課題であると同時に、大きなチャンスでもあります。機構の活動を通じて、国際社会で活躍できる人材の育成や、世界に貢献する大学への発展を目指したいと思います。「新たな挑戦と大きな貢献」に、皆様のご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。